アジア司教協議会の総会

志村教会の皆さんへ

猛暑の夏が過ぎて、やっと秋になりましたね。皆様もきっと私のようにほっとしていらっしゃることでしょう。

10月は、ロザリオの月といわれます。
皆さんにお願いしたいのは、10月10日から30日までというかなり長い時間をかけて、タイのバンコクでこれから開催される予定の、FABC-50 アジア司教協議会の総会のための特別の祈りです。
皆さんには、特にこの大切なアジアの司教たちが集まる50周年目のこの会議に、東京大司教の菊池師が、この会議の事務局長に選ばれて需要な役目をなさることに加えて、日本からは6人の若い司教様たちが、初めて参加されるというたいへんうれしいことがあるからです。
50周年を迎えるアジア司教協議会の現在の会長は、軍事政権下たいへん苦しい状況にあるミャンマーの人々と、軍事政権によって聖堂を壊されたり、多くの信徒が迫害を受けているカトリック教会のヤンゴンの大司教である、ボー枢機卿様です。
ボー枢機卿のミャンマーにおける立場は、非常に困難であることを考えれば、それにもかかわらず50周年を迎えるこの10月に、大変な勇気ある決断をもって、この総会を開催なさることです。
今日のアジア司教協議会は、中国、ミャンマー、スリランカなど緊迫した社会に希望の光を掲げることのできる、アジアの唯一つの集まりです。バンコクの会議に6人もの日本の若い司教様たちが、参加なさることは、とても勇気ある日本の教会の歴史にもかつてない行動っです。ボー枢機卿様もとても喜んで、日本の司教たちを歓迎しています。アジアの国々の司教様たちとともに、現在のアジアの人々の困難な生活、社会を20日という長い時間をかけて、ともに分かち合い、ともに祈りながら、働かれることでしょう。韓国の教会の司教様たちとは、とても強く親しいつながりを持つ日本の司教たちが、中国の司教、香港の司教、ミャンマーやスリランカ、インド、ヴェトナムなど様々な問題を抱える人々と強い繋がりを育て上げて、アジアの明日のために、協力して働く大切な仲間として歩み続けていく機会を皆さんとともに心を込めて祈りましょう。  

深水神父