心から新年のご挨拶をおおくりするにあたって...

心から新年のご挨拶をおおくりするにあたって、何よりもまず私たちの父である神様からの祝福をもって始めましょう。

”主は、アブラムに仰せになった。
私はお前を祝福し、お前の名を高める。
お前は、祝福の基となる。お前を通して、地上の全ての民族は祝福される。”

創世記12章1

アブラムは、この神の言葉に従って、私たちが現在、何度も耳にする、紛争の地シリアを流れるユウフラテスという大河に沿って、神の導かれるままに、家族を連れて出発しました。その初めに神様は、アブラムを祝福し、アブラムは、以後 度重なる様々な試練の中でも、ただ一つ神の祝福を人生の土台として、歩み続け、現在すべてのキリスト信者の信仰の父となりました。

昨年のクリスマス、そして今年の新年の皆様からのご挨拶を読むと、新しい年に私たちが直面している一番大きな試練、コロナ、オミクロンと名前は変わっても、相変わらず全世界の人々を苦しめている病を何とかしてくださいという、真剣な叫びが強く感じられます。
私たちは、このときに当たって、アブラムの信仰を思い出しましょう。確かに神様は、アブラムを祝福されたと全く同じように、全く同じ父の心で、私たちを祝福してくださいます。私たちの力の源です。特に私は、さまざまな困難のために、志村教会にも集まって、皆さんと顔を合わせて、祈ることのできない、病気や、高齢などの皆様のために、祈りながら、この新年のご挨拶と神様の祝福をお送りいたします。

志村教会 深水神父